【読書ログ】努力で知能は変えられる

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あの人は天才だ。
あの人はもともとすごい人だ。
なんてことを自分は
どこかで考えてしまっていました。
そんな心持ちは子どもたちにも
伝わっていたのかな
と、思うと恥ずかしくなります。

『教師の勝算』ダニエル・T・ウィリンガム
こんな子どもは教室にいませんか?

①頭の良さはもともと遺伝的に持っているものだと思い込んでいる子
⇨頭が良かったとしても、失敗が怖いので、
簡単な問題を選んで、できる自分に
安心しています
⇨頑張って努力するのは、
頭が悪い証拠と思っています

②頭の良さは努力次第で変化させることができると思っている子
⇨失敗しても、それは努力することが
明確になることなので、少し難しい課題に
挑戦していきます
⇨頑張って努力するのは、
人がより賢くなろうとしている証拠
だと思っています

もちろん皆さん、育てていきたい子どもは
②の子どもですよね?

これは『ビリギャル』の著者、坪田信貴さん
がおっしゃっている
「やればできるじゃない。やれば”伸びる”」という言葉につながっていきます

こういう②の子ども育てていくために
「結果ではなく、過程をほめる」
また一つ教育の哲学が固まった
気がします。

『教師の勝算』は第9章から成り
科学的な視点から学校教育について
述べています。
最後には教師の知能や技能の向上の
させ方まで言及しています!
非常にいい本でした!