【読書ログ】「いま、ここで輝く。」を読んで! これはバイブルだ!

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 帯の「叱らない 教えない でも子どもは育つ」

巷にあふれるワードでなかなか、ここには惹かれませんでした。

しかし、タイトルに惹かれて、買いました。

読みました。前段は数学の話中心。徹底的に思考力を伸ばす授業を考えている

 井本先生。後段には、その授業に行きつくまでの生徒との葛藤、海外での経験、幼少期の体験などが書かれています。

 面白かったのは「承認ゾンビ」という言葉。子どもたちが見せてくれた輝きをそのまま承認するという姿勢。承認の輪が伝染(うつ)ることを表す言葉でした。

 私立栄光学園の校訓「Men for others, with others. (他者のために、他者とともに生きる。)」自分もこの生き方に近づけたいと思いました。

 最後に、この本で自分が一番価値のあると思ったところを。

「ハウツーを教えるようなセミナーには行かないほうがいいですよ。教育本は読まなくていいです。(中略)それより本当に、自分の目で見て、感じたこと、自分の心で感じたことをもとに試行錯誤をしたほうがいいです。」

 教育書読み漁ってきました。5年目になり、自分の中でモヤモヤするところがありました。それを言葉にしてもらった気がします。「ハウツーに頼りすぎていないか?正解の方法に短距離でたどり着こうとしていないか?目の前の子どもに向き合っているか?子どもたちをどう見ているんだ?」

 読み直したい!と思える本に出会えました。必見です。